lunatic
月の光が刺すほど 瞳孔の奥に染みてく
街灯もない裏路地 君の横顔見てた
絡まった吐息くらいにいつもそばにいられたら
君の意識はすぐに光速を超えるから
権力も記憶もいらない
君だけが欲しかったのに
あれから僕はきっと狂い始めた
君が人目を気にするなら月の裏で会おう
情熱と汗を交わしながら背徳を重ねよう
過去と未来を失くしたなら現在を確かめたい
月の光に冷やされても温もりは残るはず
二人の指につながる この見えない紅い糸で君の首を絞めたら 僕だけのものになるの?
この世が滅びてもいいから
その時君のそばにいたい
運命なんて僕は信じちゃいない
時が二人を隠せるなら流れに身をまかせ
人類が行けない惑星へと君を連れ去りたい
使う言葉がもどかしくて瞳覗き込めば
君の恐れも好奇心も僕にはわかるから
あぁ 堕ちてゆく 崩れてゆく理性
今 君だけがいればいい
もう 戻れない 引き返せないのに
背徳重ねる lunatic lovers
月が二人を見ている −−−